わからない問題に対する効率的な問題演習の方法
数学の問題演習で効率的に実力をあげていく勉強法として5~10分考えてわからないとき模範解答のわからないところだけをまず見て残りを自力で考え、またわからないところが出てきたらわからないところだけを模範解答を見てそれを繰り返し最後の答まで行き着くという演習方法をお勧めします。
この方法の長所は答を全部見てしまって解法は単なる暗記になってしまう場合に比べ、しっかりと思考をすることで実力がつくという点です。また自力で解いたところでわからないものはいくら考えてもわかりません。数学の実力を確実につけつつ時間を効率よく使うためにはこの方法が優れているのです。
わからない問題に対する的確な復習法
演習に「指針・方針」が付いているような数学の問題集などでは、復習の際、まずその指針や方針の部分だけを見て答案を作ってみてください。とにかく学習のうちで自動的な作業を減らすようにすることが大切です。例えば問題がわからない→解答を全部見る→とりあえず全部覚える、という手順の人は、殆ど自動的に事務作業のような勉強をしています。これでは数学的思考力が伸びることは決してないのです。
大切なのは量ではなく質です。これを意識してわからなかった問題を分析・思考し復習して下さい。たとえ量は少なくても、自分でひとつひとつ「何が分かれば分かるのか」や「何が他の問題でも使えそうか」などを考えながら行った演習のほうが、事務作業的に無意識でこなした大量の問題よりはるかに身になるのです。
数学の勉強法としてよく言われるような、その問題をできるようになるまで回数を繰り返すということに主眼をおいた勉強では本当に大事なものはいつまでたっても得られず数学の実力はついていかないということに特に気をつけてください。
わからない問題の最重要ポイント
わからない問題に対する数学の勉強法(間違えた問題に対する数学の勉強法でも同じ)としてとても大事なのが自分は「どこまでわかって」「どこから何がどのようにわからないのか」を勉強の際にも復習の際に明確にするということです。これは弊社合格の天使の講座の説明で常にお伝えしていることなのですが、合格の天使受講生の実力が圧倒的に伸びるのはこの部分について明確にして質問数無制限で質問回答を得られるからです。
「どこまでわかって」「どこから何がどのようにわからないのか」を明確にするという過程でしっかり思考をし頭の整理をします。ですのでみなさんもわからない問題にぶち当たったときはそこでただ「わからない」「できない」で済ませるのではなく「どこまでわかって」「どこから何がどのようにわからないのか」を明確にするということは必ず行ってください。
名古屋 プロ家庭教師 REAL