英検2級は、高校生が受験のために受けていたり、初めて英語の資格試験を受ける大学生や社会人や主婦が受ける場合が多いのですが、気になる難易度はどのぐらいなのでしょうか？
今回は、英検2級の難易度について、TOEICと比較などして、紹介するとともに、高校生は英検2級に合格できるレベルなのかについて、私の体験をふまえてお話ししたいと思います。
英検2級のレベルや難易度とは？
英検2級は、英検の公式ホームページでは、高校卒業程度という風に難易度がかかれています。高校卒業程度といわれましても、全国にはいろんな高校があり、レベルも違うわけで、いったいどのぐらいなのか、いまいちわからないというのがホンネです。
英検2級は、TOEICにすると400点から550点という感じがします。
テストの傾向も違いますので、英検2級合格者がTOEICを受けた場合、獲得できる点数に個人差がかなり出てくるでしょう。
英検2級合格直後の人にTOEICを受けた点数を聞いてみた
英検2級合格した人がTOEICを受けたら・・・だいたいイメージでは、TOEIC500点前後か、500点未満というところです。
実際に、私が高校2年生の時に受験のために受けて合格して、大学入学時にTOEICを受けると、ぎりぎり500点というところでした。高校3年生で受験のために、英語もしっかり勉強していたのに、TOEICでは500点。英検2級を受け1年たっていてもそんな感じでしたので、英検2級レベルはTOEIC500点前後かそれ以下と思っていたら良いと思います。
私以外にも、英検2級レベルでその後TOEICを受けた人も、500点前後という人が多かったという状況です。
繰り返しになりますが、英検とTOEICは試験の傾向が全く違うので、直接比較は難しいですけどね。ただ、同じ英検2級取得者でも、高校生か社会人かでTOEICの点数は違ってくると思います。
TOEICには、社内メールを読んで答えるものがありますが、社会人は英語ではないけれど、社内メールなどのビジネスメールに見慣れているアドバンテージがありますので、もしかすると、点数がもっと上がるかもしれません。
英検準2級と2級の差とは？
英検準2級は、高校中級程度です。準とつくだけあって、準1級と2級との差に比べると、準2級と2級の差はかなり小さいです。
ただ、文法の正答率や、必要な単語数がふえますから、それをカバーしていかなければなりません。準2級は、単語レベルが3600ですが、2級になると5000になります。それだけ知っている必要がある単語が増えますので、しっかりと覚えていかなければなりません。
2級の合格率は20%なので、80%の人は、1次試験か2次試験かで落ちているわけです。ですので、その数字をみても、対策はきちんとおこなわないといけないなというのが、想像できるのではないかなと思います。
英検2級は履歴書に書いても良い？
英検2級は今は、就職の時の履歴書に書くことは少なくなっています。書いてもあまり評価されないことが多いので、就活では一般的には書きません。英検の場合は、履歴書に書くのは準1級からということが多いです。
就職のときの履歴書に書けないからと言って、英検2級の価値がないかというと、そうではありません。学校現場では英検2級が評価されることもありますし、TOEICと違って、2年経過したら、資格の有効期限が切れてしまうようなものでもありません。1度取得したら、資格としてずっと持っておくことができます。
英語は、ある程度長期にわたって、勉強を続けていくものですので、勉強をした形跡として、英検2級を取得しておくことは、大きなメリットがあります。また、リーディングやリスニング以外に、スピーキングやライティングの能力も評価される試験ですので、その部分で、総合的な能力の証明になります。
個人的には、英語学習者は、TOEICだけではなくて、英検を受けることは大事なことだと思います。
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