医学部や歯学部に合格するためには、自分の学力に合わせた勉強法が必要です。しかし、多くの受験生は、自分のレベルを見誤って、難易度の高い問題に挑戦しすぎてしまいます。
これは、進学校や予備校で、優秀な受験生と一緒に勉強することが原因です。東大や京大、国公立医学部を現役で目指す受験生や、浪人しても成績のいい受験生は、基礎や標準の問題をすでにマスターしています。そのため、難しい問題にチャレンジして、さらに学力を伸ばそうとします。
しかし、自分はまだ基礎や標準の問題が十分にできていない受験生が、彼らについていこうとすると、効果的な勉強になりません。難しい問題を解くことは、自信や満足感を得ることができますが、実際の試験では出題される確率が低いです。基礎や標準の問題をしっかりと理解して、正確に解けるようになることが大切です。
自分の学力を超えた勉強をすることは、時間と労力の無駄です。それどころか、自分の実力を過信してしまい、試験で失敗する可能性が高くなります。「頑張ったのに合格できなかった」という悔しい思いをしないためにも、自分の現状を客観的に判断して、適切な勉強法を選ぶことが重要です。