河合塾は9月9日(月)に医学部偏差値ランキングを更新し、以前のランキングと変化がありました。
このランキングは「合格可能性50%」の偏差値を基準にしており、偏差値は1刻みではなく2.5刻みで表示されます。例えば、偏差値65の次は64ではなく62.5となります。
今回の更新で、私立医学部の偏差値ランキングに注目してみましょう。
河合塾が「最も難しい」とする私立医学部は、偏差値70.0の慶應義塾大学医学部です。同じ偏差値70.0には、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、順天堂大学医学部、関西医科大学の4校がランクインしています。関西医科大学は、大阪医科薬科大学医学部よりも難しく、慶應義塾大学医学部と同じ難易度とされています。
偏差値67.5には、東北医科薬科大学医学部A方式、B方式、自治医科大学、昭和大学医学部、東京医科大学、大阪医科薬科大学医学部がランクインしています。また、東北医科薬科大学医学部の一般枠は偏差値65.0にランクされています。
ちなみに、駿台予備学校は関西医科大学と大阪医科薬科大学医学部の難易度を同じ偏差値63としています。
医学部受験を考える皆さんが気になるのは、「最も易しい私立医学部はどこか?」という点でしょう。ここにも変化がありました。
以前は偏差値60.0の川崎医科大学が「最も易しい」とされていましたが、今回の更新で東京女子医科大学も同じ偏差値60.0にランクインしました。現在、河合塾の見解では「最も易しい私立医学部」は川崎医科大学と東京女子医科大学の2校となっています。