プロ英語・数学家庭教師のブログ

英単語の勉強法②

英単語は眺めるだけではダメ

電車の中で、単語帳を眺めている受験生をよく見かけますが

「もっと良い覚え方があるのになー。果たして単語帳を眺めているだけで覚えられているのかなー。」と思ってしまいます。

最悪なのは、CDも聞かず、発音もせず、単語帳を眺めるだけで勉強した気分になっている人。このような勉強をしている人は今すぐにやり方を変えた方がいいです。ただ目で見て覚えるだけでは、単語はなかなか覚えることができません。単語を暗記するときは必ず日本語訳を完全に隠して覚えましょう。赤シートも止めた方がいいです。隙間からヒントが見えてしまいます。眺めているだけでは脳にほとんど負担がかかっておらず、すぐに忘れてしまいます。

また、「目で見て」「耳で聞いて」「時には書いて」というようにあらゆる感覚を駆使して英単語の情報を頭に刷り込ませることが重要です。

ただし、志望校の入試で英作文が出されないなら、英単語は書かなくてもいいと考えています。書かなくても英単語の発音・意味は覚えられるからです。

スペルを完璧に覚えなければならない場合は書いた方がいいですが。

私がなぜ英単語を書くことを積極的にお勧めしていないかというと、英語はまず読めることを再優先で目指してほしいからです。

スペルが完璧に書けなくても英語は読めます。とりあえず発音と意味を完璧に覚えておけば読む分には困りません。

日本語だって漢字は書けないけど読める人はたくさんいますよね。

英語が苦手なうちに「書き」まで完璧に求めてしまうと、読めるようになるまでに挫折してしまうことが多いんですね。

(中学生が英単語のスペルばかり書き取りさせられて苦手になってしまうのもこれが原因ではないでしょうか)

英語学習で一番大切なのは挫折せずに続けられることだと私は考えています。最初はなるべくストレスを感じることなく続けられるようにしてほしいですね。

もちろん英語がある程度できるようになったら積極的にスペルも正確に覚えていってほしいし、普段の暗記にもときおり書く作業も取り入れてほしいです。

私がもう一つお伝えしたいのは、書くだけの勉強で英単語を正しく覚えたつもりにならないでほしいということです。

前述したように、英単語は発音・アクセントを覚えなければいけません。

英単語を書くだけで、発音をしないといった勉強法ではダメなんです。

しかし、周りの受験生や、時には指導者さえも「英単語はとにかく書け」と指導する。そのため受験生も「書いて覚えるのが正解なんだ」と思いこんでしまいます。

英単語を書く場合は、必ず発音しながら書くということを守ってほしいです。

また、英単語暗記には最終的に50回、時には100回と反復する必要がありますが、書いて覚える勉強ではそれができません。時間がかかるからです。

しかし、書いて覚える行為はたしかに強いインプットになります。

よって、私は以下のように書いて覚えることをおすすめします。

  • 基本的に発音して覚えていく
  • 発音学習を中心に何度も何度も反復していく
  • 8割~9割覚えたら、なかなか覚えられない単語を集中的に書いて覚えていく

このような工夫をせずに、英単語を全て書いて覚えていたのなら、ぜひ勉強法を変えてみましょう。

なかなか覚えられない単語は集中的に書いてみるのもいいと思いますが、それよりも基本的には聴く・発音を徹底して行いましょう!

名古屋 プロ英語家庭教師 REAL

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