医学部受験は、大学受験全体の中でも最難関である ことはお分かりだと思います。その厳しい医学部受 験に挑み、見事に合格を勝ち取った３０代半ば過ぎ の再受験生がいます。
この生徒は３０歳を過ぎてから医学部を目指し ました。 結婚もされていて、社会人としての安定した立場を 捨てての医学部受験でした。
医学部受験のための準 備に力を入れたものの結果が出ず、ご相談を頂きま した。
お話をお聞きすると、地元の予備校で本当によく頑 張っていました。
ただ、残念なことに「私立医学部 合格のための勉強」という点では物足りないものが ありました。
英語に苦手意識があり、実際の医学部受験の英語で は試験時間内に解き終えることが出来なかったこと から、英文を早く読むための勉強に力を入れていま した。
そのこと自体は間違ってはいないのですが、英文を 早く読めるようになるためには多くの時間が必要で す。
受験勉強は、英語だけをやっているわけには行 きません。
「いかに 試験時間内で解き切るのか」という点も指導しまし た。
具体的には、「英語長文を短い時間で解く」こ との指導です。
私立医学部合格を目指す勉強は、私立医学部受験 で合格点を取るための勉強であるはずです。
この 生徒の場合は、「英語力を上げる」だけでなく、 「試験時間の中で、どう点を取るのか」にも力を 入れて、これまで手の届かなかった医学部合格 を成し遂げました。
医学部の受験校を決めるとき、再受験生ですから、私は数学Ⅲが無く理科も１科 目という負担の少ない試験内容の東海大学医学部 の受験を勧めました。
そして、無事東海大学医学部に合 格することが出来ました。 もちろん、３０代半ば過ぎの再受験生ですから面 接対策には万全を期しました。
特に自己PRは、 医学部の面接官が喜ぶこと、「この受験生を入学 させると学年全体にいい影響を与えられる」と思 ってもらえることをしっかり準備しました。
私立医学部合格を目指して勉強をする際には「私 立医学部入試で合格点を取るための勉強・準備」 ということを忘れないで勉強を進めてください。